女性にとってセックスとは、究極的には「暴力」でしかあり得ないのだろうか?(もしかして)
【あぁ、女性の『異性として見られない男性から性的対象として見られることに対する嫌悪・恐怖感』は、こう考えれば良かったのか】
| ・セックスする友達というのなら文句は言わんが http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070116/p1 悪いですが、僕は、自分の裸をみて勃起する危険性のある男とは友達になれません。一緒に寝てたら、夜中のベッドに入り込んで、体中さわりまくるような男も論外です。危険すぎるからです。 ですから、男女の友情は基本的に成立しえないというのです。危険なんですよ。性欲の対象として見られてしまうんだから。 |
ひざポン。以前から書いているように、僕は女性からしばしば聞く「異性として見れない男性から、性的対象として見られることに対する嫌悪・恐怖感」(一例)が理解できなかったんだけど、↑を読んだら非常にすんなり納得できた*1。
つまりこれは、セックスが根源的に孕む「攻め側の暴力」に対して受け側が感じる恐怖・嫌悪なのかと。つまり「女性にとっての異性として見られない男性」と対になるのは「異性愛男性にとっての同性愛男性」ということになる、と。レイプ・痴漢に対する男女の感覚差と同じ話なわけね。
| ・レイプ・痴漢の非対称性 http://d.hatena.ne.jp/sivad/20060507#p2 性暴力の犠牲になった女性の対称として、男性が女性にレイプ・痴漢されてもイヤじゃないなどという話をしばしば見かけます。 思うに、これは性暴力の「異性性」を過度に評価しているのではないでしょうか。 実際に苦痛や恐怖を感じるのは、「異性性」に対してではないと思います。 恐らく 1.自分より強く大きい者に ことが苦痛や恐怖の源泉なのでしょうから、例えば男性がレイプの恐怖を想像しようとするならば、「痴女に襲われる」のではなく、「屈強な男性に犯される」ことを考えるのが「対称」としては妥当といえるでしょう。 |
確かに異性愛者である僕も、それまで友人だと思っていた「攻め」の同性愛男性に告白されたとしたら、「異性として見れない男性から告白された女性」と同じ様に「友人としてはいいけど、恋人としてはちょっと……」ということになってしまいそうだ。「恋人になること」と「セックスパートナーになること」が殆どイコールになる、現代の恋愛関係を念頭に置けば。
僕はこれまで女性が感じるこの「恐怖」を、「望まない妊娠に対する恐怖」と考えていて、確かにそれは女性特有の恐怖としてあると思うんだけど、もっと根本的にはこの「攻め側の暴力に対する受け側の恐怖」があって、それにプラスして女性の場合には「望まない妊娠に対する恐怖」があると考えるのが自然なのかなぁ、と思った。
【セックスは女性にとって、『暴力』でしかないのだろうか?】
もし、ここまで書いたことが正しいとしたら、異性愛男性の僕にとって疑問なのが、
- 女性は「攻め」を「暴力」として捉えることなく受け入れられる相手(恋愛しても良い相手)をどうやって選別しているのか。
- そもそも女性にとって「暴力」と感じられないセックスなんてものが、存在するのか。
この心理は、セックスにおいて必然的に「攻め」の役割を担うことになる、異性愛男性の僕にとって、根源的には理解できないもののような気がする。この点については、女性に意見を聞いてみたい*2。
フェミニズムを学ぶ男性は、自分に課せられた「能動」のセックス・ジェンダー双方の役割において、女性に対する深い罪悪感を感じるようになるという話をよく聞く。その罪悪感の背景には、性関係における「必然的暴力」に対する罪悪感が存在するのかも知れない。
もし女性にとって、性関係が根本的には「暴力」でしかないのだとしたら、その「暴力」を女性に受け入れさせている(あるいはそのように見せている)「力」は一体なんなんだろう。男性中心社会の規範制度?子孫を残せという遺伝子の命令?「恋愛」というイデオロギーによる洗脳?
僕にはよくわからない。
ただひとつ言えることは、これまで人類が子孫を残し、生き残ってきたということは、女性がなんらかの理由で男性からのセックスという「暴力」を受け入れてきた、あるいは受け入れさせられてきたということだ。
*1 烏蛇さんと議論したりしたけど、結局感覚的に理解できなかったんだよなぁ。
*2 もしかして、僕が「受け」として「攻め」の同性愛男性と恋愛関係になって、相手に「攻め」させても良いと考えられるような感情を経験すれば、理解できるようになるんだろうか?
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コメント
私はずっと暴力起源説で、これは善悪を超えた事実として受け止めるしかないと思っています。恋愛イデオロギーが、セックスの「暴力」性を覆い隠してきた面はあるでしょうね。根源的な性の非対称性を知っているから、男性が女性にサービスする文化が生まれたんじゃないかと思います。
この記事の中程に少し書きました。
http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=200610
このへんの発言もどうぞ(烏蛇さんとの議論)。
http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20060620#c12
まあこういうことは、昔フェミニズムで言われていたような気もしますが、あまり言うと「女って惨めな存在ねー」という感じになるので若い人にはウケません(笑)。
投稿: 大野 | 2007年1月17日 (水) 22時48分
すみません、一個目のURLは間違いです。
http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20061020
投稿: 大野 | 2007年1月17日 (水) 22時55分
>大野さん
記事の紹介、ありがとうございます。以前も読んだハズなのですが、今回書いたようなことを念頭に置いて読んでみたところ、最初に読んだときとは随分違った印象を受けました。前回よくわからなかったった部分も理解できたというか。
この記事を書いてる途中でふと気付き、大野さんの「非モテ女不可視問題」を読み返しても似たことが書いてあるなと思ったのですが、ひょっとして女性にとっての「モテ」は必ずしも歓迎できるものではないのでしょうか?「モテ」から派生するセックスが、女性にとって「暴力」として感じられるとしたら。
だとしたら、非モテ女が不可視なのは、モテないことが「洒落にならないから」ではなく「男性よりも問題が軽いから(あるいはモテないことがメリットにすらなり得るから)」ということになると思うのですが……
大野さんの紹介してくれた記事に、この辺のヒントがあるような気がしました。どうもありがとうございます。
投稿: Masao | 2007年1月18日 (木) 02時36分
あぁ、あとコレは失礼な質問になってしまうと思うんですが、ひとつ質問させてください。
本文中でも疑問を投げかけていますが、ズバリ大野さん自身にとって、セックスは「暴力」として感じられるものなのでしょうか?また「暴力」と感じないセックスがあるとしたら、それはなぜなのでしょうか?大野さん個人の感情・体験としてどうなのか、伺ってみたいのですが。
非常にプライベートな話なので、返答したくない場合はスルーしてください。
投稿: Masao | 2007年1月18日 (木) 03時00分
>Masaoさん
レス、どうもです。
「暴力」において男>女ということを念頭に置くと、「モテ」(というか一方的な恋愛感情)は女性にとって歓迎すべきものではないかもしれません。ストーカーやレイプの被害は女性が多いということもあります。しかし一方で、「モテないことが洒落にならない」(容姿だけで判断される)女性のジェンダーというのはまだあって、そこがジレンマというか、女性特有の捩じれが生まれるところだと思います。
異性として意識されたいのはやまやまだが、され過ぎると怖い。これは、相手と性的関係を結びたいけど、セックス自体は好きでないという矛盾にもなります(こういう若い女性は時々います)。この矛盾を隠蔽するのが、「受け」であることを喜びとするナルシシズムだと私は思っています。
挿入を条件とした場合のセックスから、完全に「暴力」性を感じないというのは私にとっては無理です。でも薄められた「暴力」性は、「受け」の快楽と結びついている面もあるので、そのあたりは複雑ですね。
投稿: 大野 | 2007年1月18日 (木) 11時12分
なるほど。女性にとってモテやセックスが、メリットとデメリット・苦痛と快楽の両面を併せ持つ、非常に複雑なシロモノだということがわかりました。「攻め」である異性愛男性である僕にとって、(異性愛・同性愛を問わず)女性とのモテやセックスには、ほとんどメリットと快楽しか感じないので、この非対称性はとても興味深いです。
もの凄く単純化してしまえば、
(相手男性の安全性+セックスから感じる快楽) > セックスの暴力から感じる恐怖・苦痛
となったときが、女性が男性とセックスしても良いと思えるときなのかなぁ。世に溢れる男性向けモテテクニックを思い返しても、この公式は当てはまるところが多いような気がします。今回反応のあった↓の記事に、女性がセックスするためには「麻薬」が必要だという表現がありましたけど、上手いことを言うなと思いました。
http://d.hatena.ne.jp/satomies/20070118
投稿: Masao | 2007年1月19日 (金) 11時51分
名前が挙がってるので少し。
>女性とのモテやセックスには、ほとんどメリットと快楽しか感じない
…いや、うん…。漠然とは了解してたんですが、こういう人も居るんだよなぁ、と改めて思いました。セックスが「メリットとデメリット・苦痛と快楽の両面を併せ持つ、非常に複雑なシロモノ」であることは、私にとってはほぼ自明のことなんですよね。そこが驚きの対象になるというのがある意味驚き、というか。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月19日 (金) 15時24分
いやいや、僕から見れば、自然と烏蛇さんみたいに感じる男性がいるってことのほうが、びっくりですよ(笑)今回、男女を問わず「受け」が感じているであろう苦痛や恐怖については理解できましたが、(異性愛を続ける限り)「攻め」であり続けるであろう異性愛男性が、どんな点でセックスにデメリットと苦痛を感じるのかは、未だに理解できてませんし。
とりあえず、自分の感覚だけを頼りに恋愛やジェンダー、セクシュアリティについて考えると、ロクなことにならないみたいですね。世の中いろんな人がいるもんです。
投稿: Masao | 2007年1月20日 (土) 13時10分
>(異性愛を続ける限り)「攻め」であり続けるであろう異性愛男性
えぇぇぇ!?
ちょっと待ってください。異性愛は常に男×女なんですか? そりゃ、Masaoさんはそうなのかもしれませんが。
個人的には、異性愛において「常に男が攻め」という認識にもびっくりだし、「攻める側はセックスにデメリットを感じない」という感覚にも驚きです。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月21日 (日) 14時53分
ちょw。そんなにびっくりしないでくださいよ。そんなにびっくりするような話ですかね?
僕は「攻め=性器を挿入する」ってことだと考えてるんで、「常に男(の身体を持ってるほう)が攻め」ってことなります。騎乗位なんかも、男が「攻められてる」わけじゃないと思いますし。
僕がもし女性から「攻められる」としたら、大人のおもちゃ(両方についてるヤツ)を挿入されるってコトになると思うんですけど、それは確かに怖いです。痛いから。
ただ、男性は大抵女性より力がありますから、無理矢理そういうことされそうになっても、簡単に逃げることができる。まぁ、用意周到にスタンガンで気絶させて、縄で縛り上げて……とか、そこまでされたら流石に逃げれませんけど、女性に比べたら、逃げれる確率が全然高いと思うんですよね。だから、怖くない。
「常に男が攻め」だから怖くないっていうのはこんな感じなんですが、「攻める側はセックスにデメリットを感じない」っていうのはなぁ……感覚的なものなんで「いや、ホントに感じないからなぁ……」としか言えませんです、はい。
投稿: Masao | 2007年1月22日 (月) 14時40分
すみません、その回答を聞いてさらに驚きでした。というか、「あぁ、これがヘテロ至上主義ってやつなのか…」と改めて思い知らされた気分です。
何が言いたいかというと、「攻め=性器を挿入する」という部分なんですよ。百合ヲタの端くれとしては、「攻め=性器挿入」(というか、性行為に性器挿入が必要)という発想がそもそもなかったんですよね。
フィクションとしての百合だけでなく、現実の同性愛における性行為でも、挿入行為はさほど重要でない場合が少なくありません(もちろん人によりますが)。性行為は性を通じた身体的コミュニケーションなわけですから、必ずしも固定的な方法に拘る必要がないのは当然…と個人的には思うんですが、やっぱり感覚違うんだなぁ、と改めて思わされました。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月22日 (月) 19時11分
横レスですが、相対的に見れば現実のセックスにおいて、Masaoさんのように感じるヘテロ男性の方が多いのではないかという気がします。実際にヘテロな性生活を営んでいる人が数として多数なのですから、それは仕方ないでしょう。
そのことに烏蛇さんがここまで驚くのは、なんだかヘテロよりゲイやレズビアンやバイの人の方が多い環境しかご存知ない人のように感じられます。世の中に、ヘテロ恋愛やセックスの情報の方が多いのは明らかじゃないですか? それを異性愛体制と言うのでしょう?
「百合ヲタ」の感覚を、世間一般で自明のものであるかのように言われるのは違和感がありますし、「ヘテロ至上主義」と決めつけるのは、Masaoさんがちょっと気の毒な気がします。
烏蛇さんがセクシャルマイノリティの感覚を、個人的にすんなり受け入れているものとして言明されたいのはわかりますが、どちらが正しいということはないのですから、ヘテロの感覚を示されても「まあヘテロはそういう人が多いんだろうね」と受け止めておかれるのがいいのではないでしょうか。
男女の攻め、受けというのは、役割とかロールプレイとかいうのとは別で、Masaoさんの言われる通り、セックス(挿入することを条件とした場合)の時の各々の様態が能動的であるか受動的であるかです。これは身体構造上物理的にそうなっているというだけのことなんですが、このことがセックスを通じてヘテロ男女のメンタリティ、感覚に及ぼす影響を無視はできません。
ジェンダーが構築されて初めて、物理的に過ぎない関係を、攻め(男性性)受け(女性性)と捉えるようになったという見方も成り立つと思いますが、そこだけには還元できないだろうと私は思います。
ですので、この記事は(一般化し過ぎている嫌いがあるとしても)、重要な問題に触れていると私は思いました。
「セックスって連呼すればセックスが怖くなくなるかと思ったけどそうでもなかった」
http://d.hatena.ne.jp/there_and_here/20070122/1169441171
↑こういう感覚は、女性の方が圧倒的に多いでしょう(男性にもいると思いますが、「怖い」の意味が違うような)。
>女性がセックスするために「麻薬」が必要だという表現がありましたけど、
あれはかなり共感をもって読みました。
投稿: 大野 | 2007年1月22日 (月) 20時19分
>「ヘテロ至上主義」
あぁ、大野さんに先に言われてしまった。そこは僕も、ちょっと反論しようと思った部分でした。
僕はヘテロなんで、ヘテロ以外の方のセクシャリティが理解しづらいのは確かですが、自分のセクシャリティが「絶対」とか「正しい」とか考えているわけじゃぁありません。ただ「違うな」「よくわからんな」と考えているだけで。それは、烏蛇さんが僕のセクシャリティを見て「違うな」「よくわからんな」と感じているのとまったく同じ話なわけで、僕が一方的に「至上主義」と言われるのはどうかな?と思いました。
>百合
百合を好むセクシャリティが僕には存在しないんで、見当違いなことを言うかも知れませんが、確かに百合からは男性のセクシャリティを苦痛に感じる方が、その苦痛を感じずに性的欲求を解放するための場所としての側面を感じますね。これは、女性のセクシャリティから解放された性的な場所として、「やおい」があるのと対になっているのだと思いますが。(やおいの話は大野さんのhttp://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20061020の中盤にありましたけど)
そういうことは頭では理解できるので、自分の男性性に苦痛を感じる方がいるんだろうなと想像することはできます。ただ、僕自身はそういう感覚を経験したことがないか、あるいは持っていわけで、こういう感覚の違いはとても興味深い話だと思いますね(どのセクシャリティが『至上』という話ではなくて)。
あと、ヘテロ的感覚で言わせてもらえば、女性のほうが挿入にこだわらない傾向があることは感じます。僕がセックスをしてきた女性達は「セックスするよりぎゅって抱かれてるほうが幸せ」と100%の確率で全員が言っていました(誇張無し)。だから、挿入にこだわらないセックスを指向するセクシャリティを持つという烏蛇さんは、凄く女性的な感じがしますね。僕から見ると。
>大野さん
あの後よく見たら「麻酔」だったんですけどね。僕的には「麻薬」のほうがニュアンス的にしっくり来る気がしました。なんというか、経験から。
投稿: Masao | 2007年1月22日 (月) 22時49分
いや、Masao氏のような感覚のヘテロ男性が多いのは、一応分かってるつもりですし、私が平均的な感覚からズレてるのもよく分かってるんですけどね。ただ、自分のヘテロセクシャル性にここまで無自覚なのか…というのが驚きだったわけです。
私自身は同性愛者ではなく「ヘテロ男性の百合ヲタ」なので、「セクシャルマイノリティの感覚」を感覚的に了解できるわけではありません。想像の範囲で「こういうものなんじゃないかな」と勝手に思っているだけです。これは「異性愛の性行為」に対しても同じで、(体験したことがない以上)想像の範囲でしか分かりません。
しかし、感覚的に了解するのが困難でも、一定の知識さえあれば「自分の感覚とは違う感覚の人も居る」という事実は理解できます。
私が驚いたのは、Masao氏が「挿入行為を行う方が攻め」という氏自身の「性に対する感覚」を無邪気にヘテロセクシャル全体に敷衍したことでした。(上のレスでは同性愛の場合を挙げましたが、異性愛のカップルだって実際には「挿入する方が攻め」であるとは限らないわけです。) 「典型的なヘテロの性生活を送っている」ことと「他の性のあり方に考えが及ばない」ことは別の話でしょう。私がヘテロ至上主義と言ったのもこの点であって、「典型的なヘテロの性生活」そのものをヘテロ至上主義と呼んだわけではありません。
大野氏は以前から「男が挿入する側、女が挿入される側」という身体構造が性行為に与える影響を重視しておられますし、私も基本的な部分では同意します。しかし、そうした考察は「身体的な構造」と「ジェンダーロール」を分けて考えて初めて成立するのでは? Masao氏の議論からは、そうした峻別が欠けているように感じられました。
もっとも、上のコメントはMasao氏をこの点で批判する意図があったわけではないので、そういう風に見えたとすれば私の書き方の問題です。後で読むと揚げ足取りみたいにも見えるので、その点は反省してます。脊髄反射レスはやっぱり良くないなぁ。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月22日 (月) 23時24分
>私が驚いたのは、Masao氏が「挿入行為を行う方が攻め」という氏自身の「性に対する感覚」を無邪気にヘテロセクシャル全体に敷衍したことでした。
えぇ?全然そんなつもり、ないんですけど……
>とりあえず、自分の感覚だけを頼りに恋愛やジェンダー、セクシュアリティについて考えると、ロクなことにならないみたいですね。世の中いろんな人がいるもんです。
と書いてるし、何度も何度も「僕は」「僕個人の感覚では」と書いているのに、そんな風に読めました?
僕はあくまで僕自身の感覚の話をしているだけで、他のヘテロな人の話については、一切語っていないつもりだったので、この点については非常に心外です。僕だって、セクシャリティに個人差が大きく、いろんな形があることくらいは理解していますし。
そう読めてしまったのなら書き方に問題があったのかも知れませんけど、僕としてはこんなつもりは一切なかったんで、それは烏蛇さんの誤解です、とだけは言っておきます。
投稿: Masao | 2007年1月22日 (月) 23時39分
あぁぁ、大野氏にコメント書いてたらMasao氏と入れ違いに…
>Masao氏
>自分のセクシャリティが「絶対」とか「正しい」とか考えているわけじゃぁありません。
もちろんこれは分かってます。私から見て「ヘテロ至上主義」に見えたのは上記の理由、つまり「自分の感覚がヘテロセクシャル全体の共通の感覚であるかのように」述べておられるように見えたからです。
よく考えてみれば、これは「感覚」云々というより単なる認識不足の問題ですから、「主義」と呼ぶのは不適当でした。この点は訂正します。どうもスミマセン。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月22日 (月) 23時42分
セクシャリティの話は本当に難しいですね。ヘテロの中にも様々な感覚がありますし。どうしても多数派の感覚が表面的には幅を効かせていますから、そうでない人が相対化したいという気持ちはわかります。ただたまにですけど、ヘテロの感覚を言うことが誰かを傷つけるんじゃないかと遠慮してしまう面もあります。
男性性に苦痛を感じるというのは、わりと最近になってヘテロ男性から出てきたような気はします。ジェンダーの縛りとの関係もあるでしょうね。
挿入にこだわらないというのは、確かに女性は多いかもしれません。セックスに情緒的なものを求める傾向は強いと思います。
>「麻酔」
あ、私もうっかりでした。「麻薬」か「麻酔」かは両義的な感じですね。本文に、
>この「凶器」を自分の体内に受け入れるということ。これは麻酔がかからなければならないように思う。
という記述があったので、自分の感覚を麻痺させないと受け入れにくいということだなと思いましたが、「愛」とか「信頼」というものが「麻薬」効果となっていくということですね。というかそれがないとなかなかつらい。
投稿: 大野 | 2007年1月22日 (月) 23時48分
えーと、一応釈明しておきます。私が誤読していたのは以下の部分です。
>僕は「攻め=性器を挿入する」ってことだと考えてるんで、「常に男(の身体を持ってるほう)が攻め」ってことなります。騎乗位なんかも、男が「攻められてる」わけじゃないと思いますし。
これを私は「Masao氏の認識では攻め=性器挿入である」という風に読み取ったんですよ。そうではなくて、「Masao氏にとっての『攻め』とは『性器挿入』のことである」の意味だったんですね。この点を誤読したために、Masao氏がヘテロセクシャル一般について述べているように読んでしまったわけです。
投稿: 烏蛇 | 2007年1月22日 (月) 23時48分
>烏蛇さん
あぁなるほど、そういうことですか。了解しました。
そうです、そういうことが言いたかったわけです、僕は。
誤解が解けて、良かったです。
投稿: Masao | 2007年1月23日 (火) 00時07分
>Masao氏
いえいえ、大変失礼しました。
百合とやおいが好対照であるという点には同感です。どちらも「関係性萌え」ですし、百合ファンとやおいファンには共通点も結構あります。両ジャンルにまたがるファンも少なくありません(にも関わらず、あんまり仲が良くなかったりもするんですけど)。百合ファンの男性に「男性性への違和感」を感じている人が少なくないのも確かだと思います。
>女性のほうが挿入にこだわらない傾向があることは感じます。僕がセックスをしてきた女性達は「セックスするよりぎゅって抱かれてるほうが幸せ」と100%の確率で全員が言っていました(誇張無し)。
100%! まぁでも、挿入による性行為が好きな女性も居ると思いますよ。傾向としてどうなのかは何とも言えませんが。
男性が挿入に拘る場合が多いというのは、性的快感の問題よりも、先入観や「思い入れ」の割合が大きいような気がします。というのは、私の知る限り、性行為未経験の男性でも挿入に拘る人はかなり多いからです。
私の感覚が女性的と言われて、つい最近、匿名ダイアリーでネナベ扱いされたばかりなのを思い出しました。まぁ、ネットの文章で性別を当てるのはなかなか難しいですけどね。(私が苦手なだけかもしれませんが。)
投稿: 烏蛇 | 2007年1月23日 (火) 00時25分
>烏蛇さん
>100%
分母が小さすぎるんで、統計にもなんにもなりゃしませんけど(笑)
>性行為未経験の男性でも挿入に拘る人はかなり多いからです。
あぁ、ありますね。コレはまさに烏蛇さんの言うとおり、先入観や幻想でしょうね。世間のイメージとかメディアの影響とか、いろいろありそうです。
でも、初体験の体験を語る男性には、「あんなに良いモノだとは思わなかった」という人と、「思ったよりたいしたことなかった」という人が、両方いるのは面白いですよね。僕は前者なんですけど……僕のセクシャリティは、男としてエロすぎるのかも知れません。マッチョイズムとか、男ジェンダーは嫌いなんだけどなぁ。
>ネナベ
おいしすぎるエピソードだと思いました(笑)
投稿: Masao | 2007年1月23日 (火) 16時45分
セックスという行為が構造的にレイプなんじゃないかと思ったりもします。ある意味、すべて女性が決めることというか。あとから「あれはレイプでした」って言われたら反論のしようがないし(笑)
投稿: KKK | 2007年2月 5日 (月) 13時35分
はじめまして。
たまたま通りすがりに読ませていただきました。
私は女性なので、女性としての体験を書かせてもらいます。
参考になればうれしいです。
masaoさんの論じたいことと
あまりにも関係ないようであれば削除してください。
masaoさんの、女性にとってのレイプや痴漢というものを
男性に置き換えた時、それは同性からの…という発想。
私も同じように考えております。
その方が伝わりやすいですよね。
女性にとってセックスとは暴力か?という点については
言葉が難しいですが、
「暴力と感じないセックス」がある、という感じなんですよねー。
それってセックスはセックスなんですよね。
攻めか受け身かは関係なく、男性と対等に
快楽を求めて、楽しく、できる。
相手を好きとかは関係ないですね。
ただ
毎回セックスのたびにそうする、わけでもない
というところでしょうか。
挿入をセックスのメインとすると、
受け身の女性としては、男性のペースに合わせることになる
(開始〜終了までが男性主体になる)ので
毎回確実に満足できるわけでもないですよね。
例え女性上位でも、相手が先に果ててしまわないよう
気をつかうし、集中しなければ感じることすらできない。
女性には自分主体で快楽を求めたりすることが難しいので…。
実は女性は、セックスすること自体
マスターべーションの延長のようには決してできず
意外と気合いと体力が必要だったりするのです。
(これは男性も同じですかね?)
やっぱり
「今日は自分も楽しむぞ!」
と思えば、楽しいセックスになるし。
あまりその気になれない時には、
それは我慢してするセックスにもなる。という感じです。
「セックスよりギュっと抱きしめてほしい」という
女性の言葉は
その気になりきれない時の逃げ文句だったりもします。
見当はずれの意見だったらごめんなさい。
投稿: ひー | 2007年4月18日 (水) 12時07分
>ひーさん
この手の話題は、女性にはなかなか語りづらいなか、率直なご意見ありがとうございます。
女性もセックスを楽しめるんですね。ただ、それは毎回ではない、と。このへんは、男でも同じような部分はありますね。僕も、乗り気になれないときはありますし。ただ、ひーさんがおっしゃるように、女性の場合は「受身」なので、乗り気になっても男性がその気になれずに楽しめなかったり、逆に乗り気になれないときに我慢させられてしまうことが多いということなのかも知れません。
とりあえず、女性もセックスを楽しめると聞いて、安心しました。「女性にとって全てのセックスが暴力だ」なんて極端なことを考えてしまうと、セックスすることが怖くなってしまうので。お互いが楽しめるセックスをしたいものです。
投稿: Masao | 2007年4月19日 (木) 13時36分
攻め同性愛男性の外見があなた好みの女性に似ていて、なおかつテクニシャンで攻められた男性は肛門に傷を負ったりすることなく、気持ちよさに逝きまくって、失神すると知っていたら、受け入れちゃうんじゅあないですか。
明治時代あたりからの同性愛に対する禁忌感が無意識に残ってるから不快ってのもありそう。
投稿: kk | 2007年8月11日 (土) 05時12分