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February 14, 2005

イケメンのコモディティ化

【美人のコモディティ化】
http://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200502110000/

女性の恋愛市場において、「美人」はもはやありふれていて、決定的な武器にはならなくなったというお話。

【女性の話ですよ】
よもや男性非モテ諸君に、この記事を鵜呑みにする方はいないと思うが、一応断っておく。

女性の話ですから!残念!!

万が一鵜呑みにしている方がいましたら、こちらを読んで勉強し直してきて下さい。

しかしこの記事で、「美人は武器にはならなくなった」とあるが、これは「美人が普通になった」というだけの話で、決して不美人が救われるわけではないよなぁ。不美人はスタート地点にすら立っていない「普通以下」ということで、状況はむしろ悪くなっている。この辺りは、「生存適者日記」さんも指摘されているとおり。

男性側の外見レベルが、「イケメンが普通」という領域まで達しない限り、男性はこの記事の内容を、モテの参考にする必要はないと思う。・・・・・・のだが、実は男性側にもコモディティ化の波は、足音を殺し、密かに忍び寄りつつあるのかもしれない。というか、明らかに忍び寄っている。今日は、このテーマについて書こうと思う*1


【ネットにより、イケメンもコモディティ化されつつある】
今回の記事で私が話題にしたいのは、この部分。実はイケメンも、かなりの部分でコモディティ化されつつあるのではないか?ということだ*2

たとえばこの記事で、梅田望夫氏は将棋の羽生名人と対談し、将棋技術のコモディティ化について次のように書いている。

「情報の整理のされ方と行き渡り具合の凄さ・迅速さ」と「24時間365日、どこに住んでいようと、インターネットを介して、強敵との対局機会を常に持つことができる」という2つの要素によって、将棋の勉強の仕方が全く変わってしまった。そしてそれによって、将棋の勉強に没頭しさえすれば、昔と比べて圧倒的に速いスピードで、かなりのレベルまで強くなることができるようになった。そこが将棋の世界で起きているいちばん大きな変化なのだ、と彼は言った。

これは、ファッションの世界でも同じである。以前なら月に数回しか発行されない雑誌を読み、足を棒のようにしてショップに足を運び、生の情報に触れなくては、洒落者になどなれなかった。

しかし今、ネットには大量のファッション情報が溢れており、その気になればいくらでもお洒落の勉強をすることができる。モテに必要なコミュニケーション技術・話題作りのための趣味の情報も、同じだ。

電車男が短期間で変化できたのも、私が脱オタできたのも、ネットという「高速道路」があればこそだった。もしネットがなかったら?電車男はエルメスと最初の電話で縁が切れ、私は今も非モテ童貞であり続けていたことだろう。


【イケメンコモディティ化後の世界】
今はまだ、多くの男性は「イケメンへの高速道路」が整備されつつある事実に気付いていない。しかし近い将来、多くの男性がこのことに気付いたとしたら?先の記事で梅田氏は、「高速道路」が一般化した後に起こる変化について、次のように書いている。

【高速道路の後の大渋滞】
確かにそのレベルまでは一気に強くなれるのだが、そこまで到達した者たち同士の競争となると、勝ったり負けたりの状態になってしまい、そこから抜け出るのは難しい。一方、後ろからも高速道路を駆け抜けてくる連中が皆どんどん追いついてくるから、自然と大渋滞が起きる。最も効率のよい勉強の仕方、しかし同質の勉強の仕方で、皆が、高速道路をひた走ってくる。結果として、その一群は、確かに一つ前の世代の並のプロは追い抜いてしまう勢いなのだが、そうやって皆で到達したところで直面する大渋滞を抜け出すには、どうも全く別の要素が必要なようである。

つまり、世の男性の多くが高速道路に乗り、イケメンが「普通」になってしまったら。脱オタはより困難なものとなり、脱オタ後のうまみも、今よりずっと少ないものになってしまうということだ。

実は私、梅田氏のこの記事を読んでからずっと、「イケメンへの高速道路はすでに敷かれていて、脱オタも昔よりずっと簡単になっている」と、思い続けてきた。しかし、世にイケメンが増えてしまうと、相対的に脱オタも非常に難しいものとなってしまう。そのことを恐れ、今日まで沈黙してきたのである。

しかし今回、ついにその封印を破り、記事にしてしまった。つまり・・・・・・

オタク諸君!脱オタするなら、今がラスト・チャンスだぞ!!*3


*1 この話題、前々回の記事のコメントに書いた、「男性に恋愛教育を施した後の世界」の考察にも使えそうだが、今回はやめておく。

*2 ここでいうイケメンは、外見のよさはもちろんのこと、コミュニケーション能力の高さ等、女性に好まれる要素全般を備えた男性のことをいう。

*3 ・・・・・・と書いてみたが、実はイケメンが普通の世の中になったとしても、「高速道路後の渋滞」(普通レベル)までたどり着ければ、女性と付き合うには充分だと思う。非モテは「渋滞」にすらたどり着けていないゆえに、非モテなのだから。
ただ、「今」、渋滞までたどり着ければ。それは「普通」ではなく「イケメン」であり、あなたのアドバンテージになるかも知れない。

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